皆で創る、 新生 長崎大学!
新学長 永安武 新体制始動!

2023年10月、新体制が発足した長崎大学は新たな航海へ漕ぎ出しました。
世界レベルの研究および人材養成を進めると同時に、
地域社会とのより強固な連携を目指すためのビジョンとは?
新学長として舵取り役を担う永安武がお話しします。

長崎大学医学部出身の永安武学長は、呼吸器外科のドクターとして活躍。当時作製した本人そっくりのフィギュアは、学長就任を機に学長室へ。
長崎大学医学部出身の永安武学長は、呼吸器外科のドクターとして活躍。当時作製した本人そっくりのフィギュアは、学長就任を機に学長室へ。
新学長 永安武 新体制始動!

2023年10月、新体制が発足した長崎大学は新たな航海へ漕ぎ出しました。
世界レベルの研究および人材養成を進めると同時に、地域社会とのより強固な連携を目指すためのビジョンとは?
新学長として舵取り役を担う永安武がお話しします。

2023.11.01 #医学部

キーワードは融合。

Global
Health
Global
Ecology
Global
Risk
長安 武

新学長が描くグランドデザイン

長崎大学長 永安 武NAGAYASU Takeshi長崎大学長

1962年佐世保市出身。1987年長崎大学医学部卒業後、同大学医学部第一外科入局。同大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍外科学(旧第一外科学講座)教授、長崎大学病院副院長、医学部長、ハイブリッド医療人養成センター長などを歴任。2019年10月長崎大学理事に就任。2期4年にわたって研究・国際および社会連携等の活動促進を担う。毎朝4時半起床。趣味はゴルフ、映画鑑賞、マンウオッチングなど。

グランドデザインを推進するための3つのキーワード

まずは本学の今後あるべき姿について、どのようにお考えでしょうか。

永安研究担当理事を務めてきた経験から、本学の発展にはやはり研究力が必須だと考えています。ただし、もう一つの大きな柱である教育が重要ではないということではありません。研究と教育は密接に関連していて、最先端の科学を追求する国立大学としては、良い研究があるからこそ良い教育ができるのだと考えています。ですので、今後は更なる研究と教育の融合という観点から、新しい知見や技術をどう生み出し、どう社会実装させていくのか、そしてそれを担う人材をどう育成していくかが大きなテーマです。

そのためにはどのような条件が求められていますか。

永安まずはグローバルな視点です。本学は感染症や放射線の研究分野において、国内はもとより世界でも屈指のトップランナーで、世界レベルの研究を展開し人材も養成しています。一方、それら研究成果の社会実装という点での、産業の活性化といった地域貢献の分野については改めて考えるべきだと思います。パンデミックやロシアのウクライナ侵攻などの地球規模の課題に対して、本学の研究成果を国内外の地域社会にどう役立てていくか。特に長崎においては、新しいものづくりに対して投資が進められるべきタイミングですし、私たちアカデミアの手腕が問われています。

長期グランドデザインについてお聞きします。どのような具体策を掲げたのでしょう。

永安もちろん、本学の目標に掲げている「プラネタリーヘルスの実現」(※)ということは重要なことです。これを実現していくため、大きな3つの視点となるキーワードを考えています。それが“グローバルヘルス” “グローバルエコロジー” “グローバルリスク”です。1つ目のグローバルヘルスについては、ご存じのとおり感染症や遠隔医療など、引き続き本学の強みを活かした研究・開発は継続しつつ、ここに理工学分野を加え、地域企業と連携した医療機器の開発などにも注力したいと考えています。2つ目は、海洋総合研究を軸にしたグローバルエコロジーです。すでに構想の核となる、産官学連携プロジェクト「ながさきBLUEエコノミー」が始動しました。海洋生物や周辺環境、生産者の負担軽減に配慮した養殖産業の活性化策として、国からも高い評価を得ており、観光や人口流出の課題など、経済学部等を中心とした人文系の分野との連携による地域経済への貢献も期待しています。ほかにも先端創薬イノベーション、洋上風力発電、海洋および大気汚染リスクなど、環境やエコロジーの観点から本学の特徴を活かせる異分野連携の取り組みはとても多様です。3つ目はグローバルリスクです。本学には原爆後障害医療研究所(原研)長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)など様々なグローバルリスクに対応できる、本学にしかない組織が揃っています。たとえば原研が持っている生命医科学分野のノウハウは、チョルノービリ原発事故や福島などの現場で社会実装されてきました。今後はRECNAに加え、多文化社会学部等の人文系の分野と新たな共同研究・人材育成にも取り組んでいただきたい。そうすれば新しい発見や知見につながるのではないでしょうか。

肺移植手術を執刀中の永安学長。
研究と教育などそれぞれの研究分野同士が融合し、グローバルな視点で大学運営を進めていくことになりますね。

永安まさにそのとおりです。ありきたりな表現かもしれませんが、みんなで創る、共創していく。長崎にはお人よし文化があります。色々な文化や考え方をまずは受け入れる風土を、新しい長崎大学の創造にも取り入れていきたいと思います。先ほど話した3つの視点での取り組みは、全て良い研究と良い教育の融合によって成り立っています。これを踏まえ、10学部7研究科1学環の学内組織、そして学外組織との連携、これら全ての融合により、世界的プラネタリーヘルス教育研究拠点になることを目指したいと思います。

※長崎大学が考えるプラネタリーヘルス:「地球の健康」を支え続けるために有効な「答え(解決策)」を探求し、私たち自身の意識変容、行動変容を促す取り組み。

期待感こそが未来を拓く原動力

国際競争力の低下が叫ばれています。

永安全国の大学が頭を抱えている問題です。私は研究者だけに良い研究をしなさい、良い共同研究をしなさいと言うのでは限界があると思い、研究担当理事だった頃、研究者や大学全体の研究活動を活性化させる役割を持つURA(リサーチ・アドミニストレーター)を増員しました。これからはURAを“つくる・育てる”仕組みも構築していきたいですね。いずれにしても本学の研究力を行政や民間にアピールし、期待感を高めていきたいと考えています。

まずは広く知ってもらうことが重要なのですね。

永安もちろん個々の研究者には、現状維持に留まらず柔軟な発想で学部や他の研究との垣根を越えていただきたい。先ほどもお話ししましたが、新しい研究や面白い研究は、融合から生み出されるのですから。令和6年4月に新設される「大学院総合生産科学研究科」には期待しています。工学研究科、水産・環境科学総合研究科を一つにまとめ、情報データ科学系の専攻を新設することにより、さらに横断的な研究が増えるでしょう。

長崎は100年に一度の変革期と言われています。

永安長崎駅周辺の再開発やスタジアムシティの建設など、大規模な予算を投じて長崎をよくしようとする動きや企業精神に接しています。私自身とてもワクワクしているんですよ。大きく変わろうとしている長崎の期待に対して、アカデミアとしてどのように応えられるのか。学生にもそういった環境の中で学ぶことにワクワクしてほしい。その期待感こそが、未来を拓く原動力になるでしょう。

聞き手
矢野 香
矢野 香准教授長崎大学キャリアセンター

専門は心理学・コミュニケーション論。NHKでキャスターを17年務めた後、2014年4月より現職。

Questions from Students
私たち
学生広報スタッフが
新学長に質問しました!
  • どのような教育環境を目指していますか?

    有意義な学びを実現するためには、Curious(=好奇心)が大切です。本学にはプラネタリーヘルス関連の授業やモジュール科目など、好奇心のタネを見つけられる機会がたくさん設けられています。たとえばプラネタリーヘルスは基礎的な学問だけではなく、“融合”のキーワードでもあると思います。各学部で専門性を高める前提として、プラネタリーヘルスマインドを持つこと、そして皆さんが好奇心を抱くことができる教育環境を大学全体で整えたいと考えています。

  • 長大生時代の思い出を教えてください

    大学時代は医学部のサッカー部に所属していました。家庭教師や飲食店でアルバイトもしていたので、試合が終わった直後にシャワーも浴びないまま出勤したことがあります。今となっては考えられません(笑)。大学卒業後、同部の監督だった頃、ラグビー部と協力して浦上天主堂横のグラウンドに手作業で芝生を植えました。たくさんの思い出があるグラウンドが、一面緑色になった時は感動しました。

  • 長崎でお気に入りの場所はありますか?

    県庁付近の港の景色です。やはり海は長崎の大きな魅力だと思います。以前は大島や上五島など離島での診療や、タンカーや護衛艦の試験航海でシップドクターをしていたことがあります。湾内を行き交う船を見ていると、その頃の思い出がよみがえります。

  • 長大生に求めることは?

    普段の学びは地域社会や企業との連携など、様々な問題の解決や発展につながっています。どのように貢献できるのか日ごろから思いを巡らせて、また“面白そう”と感じることを大切にしながら学んでください。そうすれば良いアイデアが生まれるでしょう。他分野の人たちとも積極的に交流・融合してほしいですね。考え方が広がるだけではなく、自分を客観的に見つめ直す機会にもなるはずです。一方、時には孤独になることも、決断力を磨いてくれるでしょう。他者との交流、そして自分と向き合う時間。より良いバランスを意識しながら、楽しく学生生活を送ってください。

Vision 理事7名が語るビジョン
Questions
① 自身のビジョンにキャッチフレーズをつけるとしたら?
② 影響を受けた書籍は?
  • 総務担当森口勇
    ① 魅力と活力のある、輝ける大学を目指して

    総務担当理事は、端的に言えば大学の組織運営の縁の下の力持ちのようなポジションです。魅力と活力のある大学となるように、学生が楽しく学び研究できる環境、および教職員が生き生きと働ける環境を整えるための様々なルール作りや運営業務を担っています。
    ついては、地域社会の発展に貢献するとともに、世界に新しい知や技術を発信し、また、グローカルに活躍する人材を輩出する、輝ける大学として、長崎大学がそのポテンシャルを大いに発揮できるように、教育研究および業務環境の整備や円滑な運営に貢献していきたいと考えています。

    ① 魅力と活力のある、輝ける大学を目指して

    総務担当理事は、端的に言えば大学の組織運営の縁の下の力持ちのようなポジションです。魅力と活力のある大学となるように、学生が楽しく学び研究できる環境、および教職員が生き生きと働ける環境を整えるための様々なルール作りや運営業務を担っています。
    ついては、地域社会の発展に貢献するとともに、世界に新しい知や技術を発信し、また、グローカルに活躍する人材を輩出する、輝ける大学として、長崎大学がそのポテンシャルを大いに発揮できるように、教育研究および業務環境の整備や円滑な運営に貢献していきたいと考えています。

  • 教学担当中村典生
    ① 長崎大学で学ぶ喜び、強みを実感できる教学体制を
    ② 原口庄輔著『プラス思考のすすめ―人生を楽しくする秘訣』

    担当分野は①教務②入試③高大接続・入試広報④地域教育連携に関することです。高校生が本学を選択するよう魅力ある情報を届けること、実力をいかんなく発揮できる入学者選抜を実施すること、入学後、何を学んでどんな力をつけ、それをどう価値づけるかという一連のプロセスを構築することがミッションということになります。
    また同時に、地域の知の拠点としての役割もあります。例えば地域の方々に、大学での最新研究の体験をしてもらったり、リカレント教育を提供したりなども大事な仕事です。長崎大学で学びたい、という気持ちを多くの方に持ってもらえるような教学システムを構築し発信します。

    ① 長崎大学で学ぶ喜び、強みを実感できる教学体制を
    ② 原口庄輔著『プラス思考のすすめ―人生を楽しくする秘訣』

    担当分野は①教務②入試③高大接続・入試広報④地域教育連携に関することです。高校生が本学を選択するよう魅力ある情報を届けること、実力をいかんなく発揮できる入学者選抜を実施すること、入学後、何を学んでどんな力をつけ、それをどう価値づけるかという一連のプロセスを構築することがミッションということになります。
    また同時に、地域の知の拠点としての役割もあります。例えば地域の方々に、大学での最新研究の体験をしてもらったり、リカレント教育を提供したりなども大事な仕事です。長崎大学で学びたい、という気持ちを多くの方に持ってもらえるような教学システムを構築し発信します。

  • 財務・施設担当平野浩之
    ① 「選ばれ続ける大学」としての転換(パラダイム・シフト)
    ② 渋沢栄一著『論語と算盤』

    BSL-4施設の運営経費などの必要不可欠な予算の確保は当然として、第4期の財政支援の方針に基づく部局の組織改革を構想段階から支援します。そして18歳人口の減少や若年層の県外流失が著しい長崎の将来を見据え、「選ばれ続ける大学」としての施策を推進し、予算確保につなげます。
    また、施設の老朽化や狭隘化の解消は喫緊の課題です。コロナ禍において、現存施設がいかに今の学びに対応出来ていないか明らかとなりました。既存のキャンパス計画を見直し、将来を見据えた学習や研究環境の整備を推進するため、民間の活力も積極的に導入するなど、地域に開かれた大学としての機能も強化します。

    ① 「選ばれ続ける大学」としての転換(パラダイム・シフト)
    ② 渋沢栄一著『論語と算盤』

    BSL-4施設の運営経費などの必要不可欠な予算の確保は当然として、第4期の財政支援の方針に基づく部局の組織改革を構想段階から支援します。そして18歳人口の減少や若年層の県外流失が著しい長崎の将来を見据え、「選ばれ続ける大学」としての施策を推進し、予算確保につなげます。
    また、施設の老朽化や狭隘化の解消は喫緊の課題です。コロナ禍において、現存施設がいかに今の学びに対応出来ていないか明らかとなりました。既存のキャンパス計画を見直し、将来を見据えた学習や研究環境の整備を推進するため、民間の活力も積極的に導入するなど、地域に開かれた大学としての機能も強化します。

  • 研究・戦略企画
    担当
    西田教行
    ① プラネタリーヘルスの実現へ向けた全学的取り組み推進
    ② 吉本隆明著『言葉からの触手』

    地域の中核大学として、本学の研究力を向上させプラネタリーヘルスを実現していくことが私のミッションです。さらに産学連携やベンチャー創出などを進め、結果として本学の社会的価値を高め、世界での存在感を強めることが目標です。本学には、多くの優れた人材がいます。研究を通して大学院生を教育し、新時代を担う次世代の研究者が素晴らしい研究成果を上げるには、“アイディア・人・金・スペース・時間・そして努力と運”が揃う必要があります。私の役割は耳をよく澄まし、未来を鋭く見つめ、研究者が必要としているものを大学として提供することに尽力することにあると考えています。

    ① プラネタリーヘルスの実現へ向けた全学的取り組み推進
    ② 吉本隆明著『言葉からの触手』

    地域の中核大学として、本学の研究力を向上させプラネタリーヘルスを実現していくことが私のミッションです。さらに産学連携やベンチャー創出などを進め、結果として本学の社会的価値を高め、世界での存在感を強めることが目標です。本学には、多くの優れた人材がいます。研究を通して大学院生を教育し、新時代を担う次世代の研究者が素晴らしい研究成果を上げるには、“アイディア・人・金・スペース・時間・そして努力と運”が揃う必要があります。私の役割は耳をよく澄まし、未来を鋭く見つめ、研究者が必要としているものを大学として提供することに尽力することにあると考えています。

  • 学生・国際担当伊東昌子
    ① 学生の夢を支援する学修環境整備と学内国際化意識の浸透
    ② シェリル・サンドバーグ著『LEAN IN(リーン・イン)』

    学生担当の主な業務は、学生が充実した大学生活を送り、将来の夢を達成できるように生活支援を行うことです。特に注力したいことは、留学生の受入れ増加です。より多くの留学生に長崎大学を選んでもらうため、サポートのあり方を検討し就職支援にも力を入れたいと思います。
    国際担当の主な業務は、海外の大学や研究機関との連携強化、教員の海外派遣、外国人研究者の受入れ、海外拠点の開拓などを行うことです。特に、プラネタリーヘルスに関連した国際連携は重要です。多様な文化や価値観を尊重し、国際化の意識が浸透した地域や世界に貢献できる大学になればいいと思います。

    ① 学生の夢を支援する学修環境整備と学内国際化意識の浸透
    ② シェリル・サンドバーグ著『LEAN IN(リーン・イン)』

    学生担当の主な業務は、学生が充実した大学生活を送り、将来の夢を達成できるように生活支援を行うことです。特に注力したいことは、留学生の受入れ増加です。より多くの留学生に長崎大学を選んでもらうため、サポートのあり方を検討し就職支援にも力を入れたいと思います。
    国際担当の主な業務は、海外の大学や研究機関との連携強化、教員の海外派遣、外国人研究者の受入れ、海外拠点の開拓などを行うことです。特に、プラネタリーヘルスに関連した国際連携は重要です。多様な文化や価値観を尊重し、国際化の意識が浸透した地域や世界に貢献できる大学になればいいと思います。

  • 社会共創担当田川伸一(非常勤)
    ① オープンイノベーションによる社会貢献の推進
    ② ピーター・F・ドラッカー著『経営者の条件』

    私は長年「長崎県・長崎県産業振興財団」において、産業振興、特に企業誘致に取り組んできました。そのため、大学で取り組まれている様々な研究やプロジェクトが、国内外から大変注目されていることをよく承知しています。
    第4期中期目標では「人材養成機能や研究成果を活用して、地域の産業の生産性向上や雇用の創出、文化の発展を牽引し、地域の課題解決のために、地方自治体や地域の産業界をリードする」とされています。今後も、ますます高い評価を得られる研究やプロジェクトを推進できるよう、私も内外の企業の皆様などとの“繋ぎ役”の役割を果たすことができればと思っています。

    ① オープンイノベーションによる社会貢献の推進
    ② ピーター・F・ドラッカー著『経営者の条件』

    私は長年「長崎県・長崎県産業振興財団」において、産業振興、特に企業誘致に取り組んできました。そのため、大学で取り組まれている様々な研究やプロジェクトが、国内外から大変注目されていることをよく承知しています。
    第4期中期目標では「人材養成機能や研究成果を活用して、地域の産業の生産性向上や雇用の創出、文化の発展を牽引し、地域の課題解決のために、地方自治体や地域の産業界をリードする」とされています。今後も、ますます高い評価を得られる研究やプロジェクトを推進できるよう、私も内外の企業の皆様などとの“繋ぎ役”の役割を果たすことができればと思っています。

  • 広報・基金担当才木邦夫(非常勤)
    ① 長崎大学の今をビビッドに発信していきます
    ② 小田実著『何でも見てやろう』

    広報は端的に言って、長崎大学というブランドを確立し、社会的評価をいかに高めていくかに尽きます。その結果、受験者増につながり、ひいては長崎大学の資金的なサポーターの増加につながる、そういう好循環をつくりあげたいと思っています。そのためには受験生から保護者、さらに企業経営者などのステークホルダーごとに的を絞った、情報発信が欠かせません。本学の先端的な研究はもちろん、100年に一度の街づくりといわれる事業が進みながらも、一方で疲弊する地域社会の発展を目指す本学の粘り強い取り組みなど、今をビビッドに発信していきます。

    ① 長崎大学の今をビビッドに発信していきます
    ② 小田実著『何でも見てやろう』

    広報は端的に言って、長崎大学というブランドを確立し、社会的評価をいかに高めていくかに尽きます。その結果、受験者増につながり、ひいては長崎大学の資金的なサポーターの増加につながる、そういう好循環をつくりあげたいと思っています。そのためには受験生から保護者、さらに企業経営者などのステークホルダーごとに的を絞った、情報発信が欠かせません。本学の先端的な研究はもちろん、100年に一度の街づくりといわれる事業が進みながらも、一方で疲弊する地域社会の発展を目指す本学の粘り強い取り組みなど、今をビビッドに発信していきます。

Vol.83

2023年11月1日発行

「人を結ぶ 地域と繋ぐ」をコンセプトに、長崎大学の思いや姿、描く未来などを共有し、
多くの皆様に長崎大学へ関心をお寄せいただけるような広報紙を目指します。