Saiyu Fund[西遊基金]
本学とご縁のある関東地区の卒業生や共同研究企業の代表者などをお招きし、長崎大学東京交流会を開催しました。初めての開催となるこの交流会は、日頃のご支援に対する感謝とともに、教育・研究活動に関する現況や取り組み等を紹介し、交流を通じて本学へのご理解を一層深めていただくことを目的に企画したものです。
第1部では、河野茂学長から、学生・留学生数や就職状況等の動向、ウクライナ避難民学生受入状況、BSL-4施設竣工などの長崎大学の現状や、長崎スタジアムシティへの大学院（情報データ科学分野）の入居等といった今後の展望について報告を行いました。続く講演会では、熱帯医学・グローバルヘルス研究科長の北潔教授に、「今こそ長崎から世界へ―感染症研究の基礎、そして臨床―」と題した講演をいただきました。本学のコスタ・アトランチカ号における新型コロナのクラスター対応や感染症研究・教育などの取り組みと、5-ALAがミトコンドリアの機能を活性化させ抗ウイルス免疫反応を強化することを突き止めるに至った経緯や5-ALAの今後の方向性など、最先端の知見をご紹介いただきました。
第2部では、西遊基金へ多大なご支援を賜りました、葉國璽様・葉麗子様への感謝状贈呈式を執り行いました。その後、引き続き交流懇談会を開催し、和やかな雰囲気の中、多くの方が交流し、親睦を深められ、盛況のうちに閉会となりました。参加者アンケートでは、「産学官連携事業の展開に関する予定等を教えていただきたい」「長大と地域との連携など他のモデルになるような取り組みがあれば紹介いただきたい」「今回は長崎大学について知る良い機会となりました」などの意見・感想が寄せられており、本学の事業・取り組みについて皆様に興味を持っていただける機会となりました。
今後も県内外において、このような場を設けていきたいと考えています。
