Circle[サークル]

[演劇部いろは団]1977~ 公演中止の危機に直面!救ってくれたのは先輩だった 

サークル 2023/03/01

─演劇部いろは団は、1977年の創部だそうですね。長崎大学の部活やサークルの中でも歴史が長く、シリアス系から感動系まで、演目も幅広いと聞いています。活動の中で代々受け継がれてきた練習はありますか?
山邊さん 筋トレやポーズ練習、即興劇は以前からあります。ただ、それがいつ引き継がれたものなのか知らなくて……。
OB 僕は2008年の公演に出演したのですが、その時から変わっていないですね。

ー他にサークルの立て看板等はどうでしょうか?
OB 確かに昔から変わっていないです。僕はあの看板を見ていろは団に入りましたよ。
菅野さん 部室は変わっていないかな? 建物自体が古いものなので。
山邊さん そういえば、以前、部室にあった2段ベッドは、私たちが片づけてしまいました。ぬいぐるみが大量に置いてあって、大掃除が大変でした……。
OB そうそう。いつの間にか無くなっていたからびっくりした。

─部室の入口には、皆さんの名札がありますね。「あ組」「さ組」「き組」と分かれているみたいですが、どんな意味があるのでしょう。
山邊さん 代々学年ごとに「いろは歌」の順で名札が分かれていて、もうすぐ一巡しそうです。

─いろはにほへとちりぬるを…これだけで、かなり歴史のあるサークルだとわかりますね! 今日はOBの方がいらっしゃっていますが、卒業した先輩方とはよく交流されるのですか?
山邊さん 去年の冬公演から、オンラインでの事前受付を開始したのですが、先輩が遠方から公演を観に来てくださることもありました。

─やっぱり、観に来てほしいですよね。
全員 観に来てほしいです!
山邊さん 公演の前後には、お菓子やジュースを、部室まで差し入れてくれる先輩もいて、嬉しいです。

夏公演当日、チトセピアホールで本番前練習。

─演劇というと、会場費や衣装、舞台美術など、何かと入用なイメージがあるのですが、そのあたりはどうでしょう。
山邊さん 基本的には、全て部費で賄っているのですが、厳しい部分もあります。2021年の冬公演の時は、金銭面で苦境に立たされ、公演中止になりそうでしたが、先輩方からご
寄附をいただけて、助かりました。
河野さん 先輩が積極的にチケットを買ってくれて、いろいろな方に配ってくださることもありましたね。

─多くの先輩方に支えられているのですね。今後、先輩方と一緒にやりたいことはありますか?
OB 僕たちの代は、公演後の打ち上げや少年自然の家で合宿をやっていましたよ。
全員 それやってみたいです!

手作りしているチラシも作品の一部です

左から、河野元気さん(工学部1年)山邊愛恵さん(情報データ科学部2年)菅野可奈子さん(教育学部2年)
創部年1977年(昭和52年)
部員数19人
活動日月・水18:00~21:00
土10:00~15:00
※公演1週間前は基本的に毎日活動

日々の練習や衣装、セットの準備といった現役生の努力はもちろん、歴代の先輩方が作り上げたものや支えがあるからこそ、今のいろは団が活動できているのと分かりました。公演のチラシや名札からも歴史を感じました。現役生も知らない情報もまだまだあり、興味深かったです。いろは団の今後の更なる発展を願っています。

この記事は広報活動サポーターが執筆しました。

近藤由茉さん教育学部3年