My memorable place[私の思い出の場所]
平成19年度修了 森谷 学さん

氏名:森谷 学さん
学部:医歯薬学総合研究科(平成19年度修了)
長崎大学での思い出
長大生時代は「よく遊び、よく遊んだ」(ミスタイプではありません!)6年間でした。東京から進学したのでいろいろなものが新鮮で、全国から集まった級友たちから多くの刺激を受けました。食事は本学付近では「伯水楼」、住吉では「とくとくうどん」や「おこのみむら」、医学部付近では「珈琲家」などが定番でしたが、そのうちいくつかの閉店の報に接し、寂しい思いをしました。夜には浜口界隈の居酒屋(二本一、やきとり道場、無一文、ふくめ等)に何度行ったかわかりません。
学生の本分である学業ですが、なんとか6年で卒業させていただき感謝しかありません。一部私学では再試に料金がかかると仄聞しますし、その点でも長大生で良かった!ただ医者になって研修医の指導をし始めると、長大では診断学をしっかり教えてくれていたと気付きました。全国的にOSCE(客観的臨床能力試験)が始まるだいぶん前であり、慧眼であったと思います。リサーチセミナー(基礎研究室への短期配属)も先駆けだったのではないでしょうか?
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今どのような生活を送っていますか。
卒業後は大学病院や市中病院での循環器科医としての勤務を経て、2017年からは外務省医務官になり、ホンジュラス、モザンビーク、フィリピンと異動し、2024年8月からはワシントンD.C.の在アメリカ合衆国日本大使館で勤務しています。
学生時代から続けていたテニスは、社会人になり10年くらいのブランクがありましたが、今では週1回はやっている一番の趣味で、いろいろな国の人と出来るのもいいです。コロナ禍のモザンビークで始めたダイビングは、偶然次の任地となったフィリピンでは非常に盛んで、楽しめました。また任国政府や他国大使館とソフトボールやフットサルで交流することもあります。今年の4月には大谷翔平選手を観に行き、大型ビジョンに映りました!

同期へひとこと!
このような生活環境のため、卒後20年・25年の同窓会には参加できませんでしたが、年相応に元気に暮らしています。アカデミックな面で大きな爪痕は残せていませんが、学生時代の暮らしぶりからすれば妥当との認識を新たにするとともに、むしろいろいろな国に行かせてもらえて幸運かとも思います。
この歳になり時代小説を好んで読みますが、長崎への郷愁を掻き立てられることがよくあります。近いうちに江戸ならぬ世界各国の“敵”を長崎で討ちます!
