Saiyu Fund[西遊基金]
長崎大学には、故郷や親元を離れて遠い異国の地から入学する留学生がたくさんいます。西遊基金では、慣れない土地での生活を始める留学生が日本文化に触れ、日本人学生や教員、地域住民の方々と交流する場として「国際学生文化交流会※」の開催を支援しています。
今年度は、9月に日本の夏祭り、12月にお正月をテーマとして、２回開催。留学生や大学関係者に加え、近隣の高校生など約400人が参加しました。ちょうちんやライトで飾られた会場では、かき氷や焼きそば（９月）、お雑煮や年越しそば（12月）などの料理が振る舞われ、留学生が日本の季節や伝統文化を感じられる機会となりました。
9月の催しでは、特設ステージで、純心女子高等学校の生徒による空手や合唱、大学サークルによるチアリーディングやよさこい、留学生による日本舞踊が行われました。また、12月の催しでは、母国の年末年始の風習などについて紹介があり、文化や言語の垣根を越えた交流が生まれました。
この交流会は、留学生と日本人学生が絆を深めるだけでなく、大学周辺の皆さまの国際理解と国際交流を促進する場にもなっており、留学生からは「長崎、そして日本で自分の夢を実現するための重要な機会になった」との声を多くいただきました。
長崎大学では、今後もこういったイベントを開催していきたいと考えていますので、皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
※本交流会は、「ながさきピース文化祭2025」の応援事業です。
