My memorable place[私の思い出の場所]
	  令和6年度卒 小室 花恵さん

氏名:小室 花恵さん
学部:多文化社会学部多文化社会学科(令和6年度卒)
長崎大学での思い出
入学当初はコロナ禍で対面授業が少なく、思い描いていた学生生活とのギャップを感じることもありました。それでも、できることを工夫して取り組み、少しずつ充実した学生生活を築くことができました。中でも印象深いのは、1年後期に受けたSCAS(英語集中プログラム)の授業です。学部内でも特に英語が得意な学生が集まるクラスで、楽しみながらモチベーションを高めることができました。また、「この表現の仕方いいな」「この人の語彙力はすごいな」と感動することが多く、真似をしながら多くのことを学びました。
また、オランダ関連の授業も毎回楽しみでした。特にオランダ語の授業では、会話練習を通して同級生のことをより深く知ることができ、親しくなれたのも魅力の一つでした。オランダ語自体も大好きで、教科書の音声や音楽、日本でも視聴できる番組などを活用しながら練習していました。
勉強以外でも、長崎の街でたくさん思い出ができました。特にお気に入りの場所は、水辺の森公園と、チトセピア近くのカフェ「タン タンドル」です。気分転換に散歩をして、ゆっくりカフェモカを飲みながら卒論に取り組む時間が好きでした。ほかにも、住吉商店街の八百屋さんが行きつけで、野菜を安く買うために週1回通っていました。お店の方がいつも声をかけてくださり、そのやりとりが嬉しかったです。もしまた長崎に住むことがあれば、必ず訪れたい場所の一つです。


(右)カフェ「タン タンドル」のラテアート
今どのような生活を送っていますか。
ライデン大学への留学を終えて帰国した後は、休学期間中に第一志望の企業から早期選考で内定をいただき、卒論や内定先でのアルバイトに励みました。その後、社会人としてのキャリアをスタートし、現在は自転車店で働いています。
休日には、社割で購入したロードバイクで職場の仲間と山に登ったり、海沿いを走ったりと、仕事を通じて新しいつながりが広がっています。
こうした日々を重ねる中で、人とのつながりの大切さや、変化を恐れず挑戦し続けることの重要性を改めて感じています。地元・岩手から長崎、そしてオランダでの出会いと学びが、今の私を形づくる原点になっています。

同期へひとこと!
私は、閉鎖的な田舎の村社会で育ったこともあり、入学当初は恐る恐る周りの様子をうかがっていました。それでも、たびたび「個性が強い」と言われてきた私を、同期の皆さんが温かく受け入れてくれたおかげで、自分らしく充実した大学生活を送ることができました。
勉強や長崎のことを教えてくれた人、一緒に遊んでくれた人、困っている時に助けてくれた人、そして私の夢を応援してくれた人など、本当に素敵な人たちに恵まれて幸せでした。本当にありがとうございました。ご縁があってまた会えたときは、たくさん語り合いましょう!
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